新宿駅の再現度の高さがすごい!

まずはこちらをご覧いただこう。

いやぁ、凄いなぁ・・・。

降り立ってみるとわかると思いますが、JR新宿駅ってスケールが大きいですから、この新宿駅ジオラマにも迫力を感じます。驚くべきは、すべて手作りで制作時間はなんと400時間。
時間も体力もお金も莫大にかかりますが、キングオブホビーたる鉄道模型のあるべき姿やと思いますね。まさに男のロマン。

車両ばっかりリアルにされても

鉄道は車両あっての交通機関ですから、鉄道模型も車両のリアル化が最優先です。Nゲージの車両模型は時代を追うごとに細部もプロポーションも豊かになってきてクオリティが右肩上がり。

ですが、僕はレールと車両があるだけで”鉄道”の世界が完結するとは思えないのです。実際の鉄道会社が駅ナカや分譲住宅などでまちづくりをしているように、鉄道模型でジオラマを作るなら、まちづくり(情景)はどうしても必要なわけです。

ですが鉄道模型メーカーからは、意外と情景づくりのための既製品(ストラクチャーと言ってます)はなかなか出ていませんし、車両に比べるとだいぶ大雑把なつくりをしているものも多いのが事実。最近はクオリティはアップしてきていますが、製品デザインに関しては時代遅れなものが多く、まだまだな感じがします。

たとえば、ガラス張りの美しい駅舎を持つ駅は全国にあると思いますが、鉄道模型でガラス張りの駅舎を再現するならば、フルスクラッチで手作りしていくしか手はありません。

せっかく車両がどんだけリアルでも、その周囲がみすぼらしいと雰囲気が伝わってこないです。
だから、そうならないように自分で足りない部分を作っていくんです。これが鉄道模型の世界。

作る楽しみいっぱい!

最近は貸しジオラマ(レンタルレイアウト)が普及して、ジオラマを持たず車両だけをコレクションして貸しジオラマに持ち込むスタイルの方が若い人を中心に増えました。

もちろんライトに楽しむスタイルを否定するつもりはありませんが、模型はやっぱり作ってナンボの世界。材料から切り貼りしてオリジナリティあふれる情景を作ってほしいと思います。

ジオラマは大きいものもあれば小さいサイズでも作れます。まずはミニジオラマから始めてみてはいかがでしょうか?

すべては「人」ではじまる

さっきの動画で一つだけ惜しいなあと思う点がありまして。

「人」がいないんです(笑)

やっぱりあれだけの人間を吸い寄せる新宿駅なわけですから、人がいないと寂しいですね。

とはいえNゲージサイズの人の模型ってすっごく高価なんですよ。
模型の世界もいちばんお金を要するのは”人件費”なのでしょうか。ハハハ・・・。



ほかの記事も読んでみる?